今回の話題
- バクテリア材の作り方
さて、バクテリア材というのは材をカビさせたくないときに使います。材は埋めればあまりカビませんが、材肌の露出が多い産卵セットを組むクワガタの場合には高いパフォーマンスを発揮します。いわゆる「転がし」や、「半埋め」のセットに最適です。
今回はフォルスターフタマタクワガタ(キヨタミ)用に使用します。フタマタは転がしか半埋めでセットを組むのでまさにバクテリア材がうってつけです。
最初に大まかにまとめると、以下の感じです。
- 材を水に浸して加水し、干す。
- 材の皮を剥く
- カブトムシのフンマットに投入
- 完成
簡単!でもカブトムシのフンが無ければできませんが。
では詳しくやっていきます。
用意するもの↓
- 材
- 材割り用の専用ハサミ(マイナスドライバー代用可)
- カブトムシのフン
まず用意した材を加水して干します。ここまでは普通に材を使う時と一緒です。今回は大きめのバケツに材を入れ、水に浸して重しをしました。半日も浸せば充分だと思います。
ハイレベルなフタマタクワガタブリーダーである知り合いの方は水に浸すこの工程で、「トレハロース入りの湯で煮る」ということをしているようです。すごいなぁと思うわけですが、今回は純粋にバクテリア材を作っていきます。
次に、皮を剥きます。中の薄皮も全部剥ぎます。皮を剥かないと後でうまくバクテリアが回らずに泣くかもしれません。
材割り用のもの器具があれば作業が速いです。
つぎに、カブトムシのフンを用意します。今回はカブトムシの新鮮なフンが用意出来たのでこれを使います。丁度良い機会なのでカブトムシの幼虫のマット交換もしときました。どのカブトムシでも大丈夫だと思いますが、今回は国産カブトのフンを使用します。国産カブトムシというのはあまりコストも無く飼育できるので、居るとなにかと便利だと思います。
コストがかからない話はコチラ↓
では話を戻します。カブトムシのフンを大量に採取しました。
耐性の無い人からすると〇が出そうなオゾマシイ光景になりました。というわけで、このフンからバクテリアを取ります。
今回はキヨタミ以外のセットのぶんも合わせて5本投入しました。
あとは数日待てばバクテリア材の完成です。基本的には1週間あれば大丈夫だと思います。
それ以上待つとよりバクテリアは回るのですがどんどん柔らかくなっていくと思います。
ちなみに、このバクテリア材作成法でフォルスター等多数育てられました。(祝)
実は今回バクテリア材を作ろうと思ったのはFe3+が大して仕事してくれないという悲しい理由があります。
Fe3+はコチラ↓
バクテリア材を使用しなくても充分なカビ対策が出来るよって人はぜひ教えてください。めっちゃ知りたいので笑
というわけで以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました。