今回の話題
- パプアキンイロクワガタ産卵セット割り出し
- 材産卵時のパプキンの産卵行動とは
親世代から飼育しているので孫の割り出しです。
今日ではパプキンというとマットのみで産卵セット組むのが主流で、わざわざ材を入れてる人の方が少ないんじゃないでしょうか。実際僕も今回の親世代の産卵セットはマットのみで申し分のない結果を得られました。
なので今回もマット産卵でいけばいいんじゃないかとも思ったんですけど、パプキン本来の産卵行動について知っておきたかったので材産卵を狙ってやってみました。
パプキンのマットのみ産卵での注意事項は、
- 微粒子
- 固詰め
であると思うんですけど、これは「パプキンにマットを材と勘違いしてもらう」ためのものであり、実際の材だとどう産卵するのかという疑問を持った人もいるんじゃないでしょうか。
これはもう検証するしかないですね!
で、早速材割ってみました。
材にマットを巻き込みながら穿孔して、材の中心奥深くから等間隔に卵を産み落としているのがわかるでしょうか。卵が三つ見えます。実はもう少し入り口付近にも幼虫が居ました。
こんな感じで材にあの小さなアゴでガリガリ力強く奥までしっかり穿孔するというのがパプキン本来の産卵スタイルのようです。
材は少し柔らか目ですが、特筆するほど柔らかいというほどでもなく、パプキンのアゴのポテンシャルには驚かされます。
しかしまあ、マットに産んだっぽい卵や幼虫もあったりして、産卵スタイルの一貫性は無かったですが(´-ω-`;)ゞ
結局、成果は幼虫5の卵10ですね。
はっきり言って、マットのみ産卵より結果が良いということはないです。
ただ、パプキンの生態を知っておく上で、一度はやってみるといいんじゃないでしょうか。
せっかく今回わざわざCBF1にしてみたけど、この世代でパプキンは一回離れようかなぁとも思ってます。まあ、まだ決めてないんですけどね。