今回の話題
- ハンドペアリングを行うための簡単オリジナルキットについて
ペアリングとは~ペアリングの種類
十分に成熟したクワガタに産卵させようと思えば、事前に交尾。即ちペアリングが必要ですね。
一部の小型種等はペアリング兼ねて産卵セットにそのまま♂と♀を投入してしまうといった手法もあります。
僕自身小型のノコギリや国産カブト等はそんな感じでペアリング兼ねて産卵セットにそのまま投入したりしますが、基本的にはペアリングと産卵セットは分けることが多いです。
ペアリングを行う際は、だいたい以下の3パターンです。
- ハンドペアリング(人が交尾を促す)
- 同居ペアリング(クワガタにまかせる)
- ハンドペアリング~同居
それぞれ特徴があり、使い分けが必要だったりします。それぞれの特徴と適当な例の検証はいつかやります笑
今回は今僕が採用しているハンドペアリングのセットについて紹介したいと思います。
ハンドペアリングセット詳細
用意するものは
- 小ケース
- 足場
- エサ皿
以上!
これだけです。実に簡単でシンプルですね^^;
ケースは小ケース使用。足場には100均(これはダイソー)なんかで手に入る園芸用のもの。カットも出来て非常に便利です。で、中央にエサの構図です。
♂による♀殺しの心配の少ない種は♀の上に♂を置くようにさっさと投入してしまいます。フェロモンが出ると言われている、♀の背中の羽の付け根あたりの部分(小循板)に♂のひげがあたる感じで置いてあげればすぐ交尾することが多いです。
で、♀殺しの懸念がある気性の荒い種の場合は少しやりかたを変えます。
まず先に♂をエサ皿付近に投入します。♀殺しの危険性のある気性の荒い種は投入してすぐは興奮していたりするので、エサを食べて落ち着くのを待ちます。
♂が落ち着いたかなと思った頃に♀を端の方に投入して、様子を見ます。エサ場付近でエンカウントした際に♂が攻撃しなければだいたい交尾してくれる感じです。先日もマンディブラリスのペアリングでこのやり方で成功しました。
今後改良は思いついたときに施すつもりではありますが、今の所これで不自由を感じたことはありません。