今回の話題
- タランドゥス/レギウスの産卵セットに関する自己管理用メモ
今回は自分の環境下におけるタランドゥス/レギウス(以降タラレギ)の産卵に関わるメモを残しておこうと思います。もちろん完全ではないですし、自分の環境下においての覚書なので他の人がやって違う結果になるということはもちろんあると思います。
そして、もっと統計的なデータ収集により今後考えはどんどん変わると思うので、今の所の考えです。
なんの責任も持てないのでそのあたりはよろしくお願いします。(`・v´・ )ノ
タラレギは一昔前は難関種の代名詞的な存在であったようですが、現在は難関種ではなくなったようです。カワラ菌糸必須による幼虫飼育という飼育手段が確立されてから幾段飼育が容易になっています。
まあ産卵してくれていないと幼虫飼育の話にもなりませんということで、以下産卵関係についてのメモです。
- ペアリングにおいて、♂による♀殺しはレアケースなので、ハンドペアリングも難しくないけど同居させた方が確実
- 産卵はメスの成熟がカギを握っており、これまでメスの産卵成績が最もよかったのは後食の早い遅いに関係なく羽化後7~8か月。大型の方がピークが遅い傾向あり
- 産卵時の温度は25~27度という情報が多いが、23~24度での産卵で何の遜色も感じられない。
- 産卵セット投入から産卵行動のレスポンスの早さはハイパーレイシ材が優秀。菌床<菌糸ビン<レイシ・カワラ材<ハイパーレイシ材
- カワラ・レイシ材に穿孔のための穴をあけるとより産卵行動を促しやすいが、1週間くらい産卵行動へ移らない個体はだいたい長く材に潜らないので材を変えたり環境を少し変えたりしながら産卵を促してみる。
- 産卵ケース内の湿度や材の発菌状態によっては材にカビが回り、ひどいときは卵が全部カビる。カビた卵は孵化までもっていけることもあるが、だいたいは表面が陥没して孵化しない。ケース内が水滴だらけの環境にならないように気を付ける必要あり。カビがひどいときは早期割り出し。
- およそ産卵から23日が卵第一陣の孵化。
- 卵管理は現在ティッシュ管理だが、一定の孵化は望めるものの孵化率を上げるためにもっと管理を考える必要あり
とりあえずこんな感じです。何かあれば教えてもらいたいですけど、自分で考えていろいろ工夫することも飼育の楽しみの一つかなと思います。
うまくいけば超爆産で菌糸がたくさん必要になるかも知れません( ゚∀゚)ノ