今回の話題
- 簡単な人工蛹室について
そういえば人工蛹室のことってこれまであまり触れてなかったような気がするので一度記事にしておこうかなと思います。
人工蛹室は、ブリードをしていれば多かれ少なかれ必要になってくるものだと思います。飼育ボトルの下の底に蛹室を作ってしまった個体は羽化不全のリスクが高まるのでボトルを逆さまにするか人工蛹室が必要です。
それは羽化するときに排出する液体でべちゃべちゃになって体を乾かすのがうまくいかなかったりするからですが、人工蛹室はこれ以外にも必要になるケースがあります。
マット種などでマットの量が少なかったりマットが柔らかすぎたりしてマットの上で蛹になろうとした個体なんかも人工蛹室が必要です。
人工蛹室というものは市販のものもありますが、意外と高いので100均でそろえたもので人工蛹室を作るのが一番いいと思います。
ちなみにティッシュを大量に使って濡らしながら蛹室を成型する人もおられますが、けっこう時間かかると思います。僕はやったことないです。ティッシュ蛹室のメリットあるよって方はぜひご指南下さい。今回はダイソーのオアシスもどきを使って人工蛹室を作ります。
まずはコレ↓(ダイソー)
とりあえずダイソーの園芸コーナーにあるオアシス(もどき)をゲットします。
で、水に濡らしながら指で形を整えます。柔らかいので指で十分簡単に成型出来ます。水に濡らすのは、粉が飛び散らないようにするためです。
指で撫でるようにしながら形を整えていけば滑らかに作れると思います。
横幅が広いと羽化のときに足で踏ん張れずに羽が綺麗に収納できないことがありますし、縦幅が狭いと特に♂の場合そうですが、アゴが仕えます。
個体にあったサイズをイメージしながら作りましょう。
洗ってすぐは水気でべちゃべちゃなので半日くらいは陰干しした方がいいと思います。
あとは蛹を入れれば終わりです。
今回は100均(セリア)のお箸置きのケースを加工したものです。縦置きも出来るように穴を上と横に空けているので、優秀です。愛用してます。
デジケースなど、小ケース用に加工したものも今丁度ババオウゴンオニで使ってます。
そういえばババオウゴンオニの蛹が♂ばっかでびびってます。どうしよう。。まあ、そんな話は別の記事にでも・・・
あとは今は使ってないですけど大きめのブリンカップで小型種の人工蛹室作ったりですかね。とにかく好きな容器に好きな形で作れるというのは大きなメリットですし、慣れれば10分くらいで全部作れます。乾かす時間はいりますが・・
それでも、個人的には市販のものよりコスパいいと思ってます。
人工蛹室の作り方はユーチューブで動画で分かりやすく説明してくれてる人も居たと思うので、検索してみるのも良いかと思います。