今回の話題
- ババオウゴンオニ幼虫の暴れについて
暴れというのは一定数起こり得る
幼虫の飼育をいていれば多かれ少なかれ遭遇する暴れ。
菌糸はなくなるし幼虫はサイズダウンするし、けっこうショックなんですよね。大型サイズを狙って飼育していればなおさらな話です。
暴れの特徴は
- 突然暴れはじめる
- わずか数日で菌糸は全てズタズタになる
- 対策をうとうにもなかなかとまらない
ただ、種に差はあるものの蛹化前にある程度の暴れがあるのは一般的です。サイズダウン対策として、蛹化前の暴れの兆候があるとマットに切り替える人も多く、僕も先日ニジイロクワガタで蛹化前の暴れのときにマットに切り替えました。
オウゴンオニも蛹前に暴れる傾向がある種です。でも、オウゴンオニなどマット飼育が出来ない種の場合、マットに切り替えるわけにはいきません。なので対策の初動が難しいです。
今回のババオウゴンオニの幼虫は孵化後3か月程度であり、早めに蛹化する気になった♀なのかもしれないですが、蛹化とは関係の無い可能性もかなりあるのかなという状況です。
暴れ事後対策としては、
- 温度帯を下げる
- 菌糸を変える
くらいしか思いつきませんが、僕の場合ワインセラー管理環境がないので温度帯は23度前後以上下げられません。なので菌糸を変えてみましたが、暴れを止められないんじゃないかなと少しネガティブになっています。
幼虫は3令以降未測定でしたが測ってみました。
菌糸交換ついでに他の劣化が進んでいるボトルを2、3本交換したら、70越えそうなペースの幼虫がいたのが救いでした。
無事羽化までもっていけないとブリードできたとは言えないので、コンディションには細心の注意を払って臨みたいと思います。