今回の話題
- 採集家の方がブリードが上手いと思う話
採集家の方が基本的にブリードが上手いんだろうなと。
最初に断っておきたいのは、必ずしもそうとは限らないというのは分かっていることと、これは自分の個人的な考えです。ちなみに僕は採集は「からっきし」です。
採集家の発想はすごい。そう思うことがこれまで何度かありました。ブリードルームだけでブリードしてる人より実際に採集もやる人の方がブリードに関しても上手なんだろうなと。
その理由は、
上手くいかなかったときに本来の環境への寄せる発想に秀でているからです。
そんなこと、採集してるかどうか以前に当たり前じゃないかという意見が今にも聞こえてきそうなものですが、僕はこの一点については大きな差があると思います。
ブリードしたい種が簡単とされている種だった場合、ペアリングなり産卵なりが上手くいかなかったらどう考えるでしょうか。
採集する人は本来の生体の在り方について考え対策する傾向があり、ブリードのみの人は他の人がうまくいっているのに自分の何が違うんだろうと考えがちな傾向があるんじゃないでしょうか。
でもそこは簡単種。両者の間に大きな差のある結果はでないと思います。
ではやや難種~難種。何らかの壁にぶつかったとき、ブリードのみの人は成功者の環境に出来る限り近づけると思います。そして採集もやってる人は、本来の環境に近づけると思うのです。
本来の環境と一言で片付けましたが、生体の生きている高さ、産卵サイクル、気候、外敵の存在とその適応、産地の木や土、どういう場所を好み、どういう場所にいないのか・・・これらの調べられる部分を全て確認し、本来という言葉の大きなくくりをより具体化出来るのです。
ブリードだけやってる人が採集家と同レベルで発想を広げることは非常に難しい。そう思うわけです。
採集に長けている人はそういう苦労と発見を重ねてきた人なので、当たり前だと思います。
しかし僕は採集をやるつもりはないんです。ブリードだけやる人も、ここまでやれるんだっていう人に、最終的にはなれたらいいなと思っています。最初で述べた「必ずしもそうではない」人物になれたらいいなと。
というわけでブリード頑張っていきたいなと思っていまーす。
(`・v´・ )ノ