今回の話題
- ニジイロクワガタまとめ
ニジイロクワガタについて
幼虫~成虫~幼虫。または
成虫~幼虫~成虫。
までを自分で体験した種について少しずつまとめ記事として残していきたいと思います。あくまでも僕の環境下での経験なので参考に出来ないこともあります。また、自分へのメモの意味合いもありますので自分の意見が変われば自分の判断で加筆等変更します。予めご理解下さい。
さて、ニジイロクワガタはオーストラリアが産地なわけですが、現在は採集が禁じられています。なので出回っているのは全て飼育品であり、ワイルド品の流通はありません。万が一ワイルドを謳っている商品を見かけたら、勘違いか詐欺か何かの間違いですので注意が必要です。
色虫という言葉をよく使われていますが、赤、青、緑、紫などいろいろな色合いがあり、さらに世界一美しいと銘打たれた輝きは飼育者でなくとも画像を見るだけでも綺麗だなと思ってしまいますね。
成虫の寿命や産卵セット・時期について
寿命は基本1年くらいでそれより先はロスタイムな感じかなと今の所思っています。割と長生きですね。交尾や産卵でどれくらい変わるかは分かんないですけど、たぶん検証することもないと思います。
産卵についてはブリーダーによってけっこう話が変わってたりします。一番ポピュラーな考え方としては後食してから3か月じゃないでしょうか。僕が爆産できたときもこのくらいの時期です。
爆産したときの産卵セット記事↓
♀ががっつりエサ食べてたらわざわざ後食3か月待つ必要はないと言っている人はけっこういるので自分で検証してもいいかもしれませんけど、一度十分な成功例と出会ったので別に検証する気も無いです。今後も後食3か月ルールでいきたいと思います。
上の記事の中で画像も出てきますけど、産卵セットはマットのみセットで十分だと思います。もちろん材を入れる人も聞いた事がありますし、菌床産卵でも実績があるようです。僕は今後もマットのみ産卵セットで組む予定です。
ちなみに温度についてはうちの環境では今の所23~24度一括管理です。
ただし、マット産卵のときに注意すべき点は
- 微粒子
- 絶対に固詰め
市販のクワガタ幼虫飼育マットで十分だと思いますが、微粒子であることと底から7割くらいは固詰めは必須だと思います。
♀が産む気になったらしばらくマットに潜って出てこないので産卵行動をとっているかどうかはある程度予想できます。1か月半で割り出しすると丁度いいと思います。
幼虫飼育について
お尻が少し細長い特徴的な幼虫です。
- 孵化後1か月まで初令
- その後1か月~1か月半くらい2令
- のこり3令期間
で孵化から羽化まで6~8ケ月くらいかなという感じで、早い♀や遅い♂がけっこう前後にズレる感じだと思っています。この辺は温度やらサイズやらでかなり差がでる気がします。
マットでも菌糸でも大丈夫です。今手持ちの幼虫はだいたいきのこマットで一部余っていたオオヒラボトルに入れています。
どの菌糸でも良いんでしょうけど、カワラ菌糸との相性が良いという話はけっこう聞く話なのでいつかガチでサイズ狙いたくなったときはカワラ使って検証します。
70mmくらい出せばビークワギネス狙えます。
これはちょっと自分だけの意見かもしれない部分になりますが・・・蛹室作るのが少し下手です。崩れやすいものや大きさが足りなそうなものをこれまで確認しました。累代経験が浅いのでまだ断言できません。さすがに先日のパプキンにような蛹室を縦に作るなんてことは未経験です笑
羽化してから色が整うまでしばらくかかりますが、蛹の状態でも少しラメがかかっているような感じで美しいです。
ニジイロクワガタってやっぱり綺麗だなって思います^^
ニジイロクワガタの副業価値
副業価値としてもニジイロクワガタは良いです。
今後のワイルド入荷の見通しは無いですので市場価格の大きな下落が考えられにくいですし、レアカラーの場合は高い価格で取引されています。紫紺血統はもとより、綺麗に出たブルー系はすごく高価格です。産卵も難しくなく、けっこう数が取れるので安定して増やせば黒字でブリード出来ると思います。
ブラック系、レッド系、ホワイトアイ、ピカール等の血統についても価格が割と安定している印象です。色虫ですので色が最も重要でそこまでサイズに価格がされない優位性についてもニジイロクワガタの良いところです。
ただ、ノーマルカラーのみで黒字にするにはかなりの薄利多売でギリギリのラインになると思いますのでノーマルカラーに限って言えば赤字も考えられるかなと思います。