今回の話題
- ババオウゴンオニのカワラ材産卵について
はい。レイシ材の入手がなかなか困難であるということで、今期はレイシ材産卵の他にカワラ材や菌床産卵もやっています。
先日、最低目標である幼虫50を達成しましたのでとりあえず安心しています。
ということで、カワラ材産卵です。
レイシ材と比較すると産卵行動の反応がいまいちよくないということが一般的に言われているわけですが、実際やってみてどうなるのか自分で検証しました。
穿孔後半月くらいです。一応穿孔してくれています。穿孔口は掘ってからセットしていました。
レイシ材だったらさっさと先行する♀が多いですが、今回はカワラ材。なかなか穿孔してくれませんでした。たぶん穿孔までに半月くらいかかりました。
中央に卵が見えます。
菌に巻かれて孵化しないという現象についてはきっとカワラ材でも一緒だろうと思います。いくつか菌に巻かれて固着しちゃってました。
なんだかんだ5個は産んでくれていました。
この♀で試しただけではありますが、やっぱりレイシ材と比べると反応悪い気がしますし、金額的にもレイシ材よりそんな安いというわけでもないと思うのでメリットは特に感じられませんでした。
レイシ材の流通が安定すれば、少なくともアロトプス、メソトプス属の産卵でカワラ材を使用することは無いだろうと思いますね。僕は。
まだ5個しか産んでない♀なのでこの後菌床なりなんなりで産卵してもらいます。今期最大74mmの直仔になるので楽しみです。74より大きい個体というよりは70ちょい安定を目指した方がいいかなと思っているので環境は極力変えずに幼虫飼育します。