今回の話題
- 僕が思う「副業の有利、不利の考え方」
オオクワガタのような人気種で副業するのは黒字になりにくく不利
副業という視点でクワガタブリードを捉えたとき、有利なクワガタと不利なクワガタがいます。
国産オオクワガタのようにファンが多くブリードしている人が多い種は、参入障壁が高いです。
オオクワガタ専門で数百匹クラスで飼育しているモンスターブリーダーが多く存在し、かつて「黒いダイア」という名で超高額の取引をされていたのは既に過去の話となってしまいました。今では産地累代血統の不明なものは値が付かないような状況です。
このような、生体の存在だけでは価値が付かない種は、「サイズ」、「血統」、「産地」、「カラーアイ等の個体特殊性」で価値を生み出さなければいけないわけです。
「サイズ」は1mm違えば大きく市場価格が変動する厳しい世界で、1mm違えば数千円の差になってきたりします。そして、ある程度のサイズを出すためには必ず知識と経験が豊富にないと不可能です。素人のラッキーパンチでたまたまうまくいっても単発になってしまうと思います。
なんだかあまりにもきびしい世界だと感じてしまいますね。
注意したいのは、「オオクワガタの魅力には関係ない」ってことです。ここではあくまでも副業としてのフィルターを通して考えたときの話です。
じゃあそもそも副業なんてそもそも無理じゃないか!という流れになってしまうところですが、そうでもないと思っています。
- 存在そのものに価値があり、ブリードがやや難なもの
- 比較的サイズにあまり市場価格が変動されない人気種
この二つのパターンは副業で成功しやすいパターンだと思います。
存在そのものに価値があり、かつブリード難度が「やや難」な種を選ぶ
これですね。存在そのものに価値があれば、サイズである程度の市場価格変動はあるもののブリードに成功していること自体に値が付きます。ブリーダーが少なければベストです。
ただ、ウエストウッディやフルストルファーオウゴンオニのように存在自体に価値があり、高価で取引される種ではあるけれども飼育難度が高すぎるような種はきびしいです。入手コストが莫大な上に急死されたり産んでくれなかったりして終わる可能性が高いです。技術と知識に自信がつき、資金も潤沢に用意出来てから手を出した方がいいでしょう。
これらの種より少し飼育が楽なババオウゴンオニ、タランドゥス、レギウスなどは今狙い目かなと思います。血統やサイズに大きく市場価格が左右されず、かつ飼育難度がやや難くらいです。頑張って勉強しながら飼育すれば経験不足気味の僕のような人でも意外といけたりします。
僕はまだ手を出していませんが、ブルマイスターなんかもこれから参入したい種です。
比較的サイズに価格変動が左右されない人気種
つまり、ニジイロクワガタやパプキンなどに代表される色虫です。常に一定の人気がある印象です。
今で言えばニジイロの紫紺など色味の出方次第では高額な取引にもなるこの種は副業として捉えても魅力的です。飼育難度も比較的低く、手を出しやすいのかなと思っています。
とりあえずこんなものかなと思います。各種における効率の良い飼育法について自分で考えるということも
また楽しみの一つかなと思います(`・v´・ )ノ